仕上塗材の高圧洗浄による事前調査結果の方法が知りたい。
対象プラン:全プラン
対象読者:元請業者・施工パートナー
1.高圧洗浄の事前調査
高圧水洗工法(高圧洗浄工法)で石綿含有仕上塗材の改修工事を行う場合、塗装が剥がれることで、除去に該当する可能性があるため、事前調査が必要です。
また、仕上塗材は薄付け仕上げ塗材、厚付け仕上げ塗材、複層仕上げ塗材に区別され、主材と下地調整材に石綿が含まれています。
2.石綿含有仕上塗材の改修・解体工事
3.建築物の改修・解体時における石綿含有建築用仕上塗材からの石綿粉じん飛散防止処理技術 指針
建築用仕上塗材の改修工事や除去工事では、仕上塗材の種類、仕上塗材層の劣化程度、仕上塗材層の処理の程度、仕上塗材層の除去効率、粉じんの発生程度、作業場の隔離養生の要否、廃水処理の要否、施工費等の諸条件を考慮して、①~⑮の処理工法中から適切なものが選定される。
3.高圧水洗工法(高圧洗浄公法)について
「高圧水洗工法」は、 専用の機器によって圧力をかけた水を既存仕上塗材層に噴射し、既存仕上塗材層表面の汚れの洗浄や仕上塗材層の除去に用いられる工法で、一般に高圧水洗工法または高圧洗浄工法などと称され、吐出圧力に応じて低圧、中圧、高圧、超高圧などと分類されることもある。
15MPa以下の吐出圧力による「高圧水洗工法」は、一般的に既存仕上塗材層表面の粉状物や付着物を除去・清掃する工法であるが、既存仕上塗材層表面が経年劣化などにより脆弱な場合や、既存仕上塗材層と下地との付着力が著しく低下している場合などには、既存仕上塗材層が部分的に除去される。
一方、30~50MPa程度の吐出圧力よる「高圧水洗工法」は、既存仕上塗材層を全面的に除去する場合または部分的に既存仕上塗材層を除去する場合などに用いられる工法である。
4.仕上塗材の層構成・除去対象外の判定基準
石綿等の除去作業対象外の判定基準
- 高圧洗浄等を使用せず、仕上塗材を上塗りして修繕する処理。
①上塗材が施されていない薄塗材・厚塗材で、劣化が認められない既存仕上塗材層表面の汚れを水洗いまたは 15MPa 以下の高圧水洗で洗浄する処理。(解説表 3.1 の工法区分 III)
②上塗材が施されている複層塗材・厚塗材で、上塗材には白亜化、エフロレッセンス、剥がれ、膨れ、割れの何れかが認められるが、主材層は劣化しておらず、上塗材表面の汚れ、付着物または脆弱な上塗材の部分を、水洗いもしくは 15MPa 以下の高圧水洗(集じん装置付き高圧水洗含む)で洗浄・除去する処理。
③過去に実施された改修工事において、石綿含有仕上塗材の表層に石綿を含有しない改修塗装系が施されており、既存仕上塗材層の洗浄・除去に当たって石綿含有仕上塗材主材層に全く影響を及ぼさない処理。
表6 解体等工事に該当しない(事前調査を行う必要がない)作業
既存の塗装の上に新たに塗装を塗る作業等、現存する材料等の除去は行わず、新たな材料を追加するのみの作業。